蒼色ルーム
蒼色22
「葵ーちょっと来てー」

「何ー?」

「サイズ測るから」



学校では文化祭の準備真っ只中。衣装だけにお金をかけてられないから基本はかき集める。だけど、紗和くんのとこがいっぱい洋服があるらしくて…貸してもらえるらしい。



「いやーしかし、葵はほっそいね」

「…千夏ぁー、腰の触り方エロい」

「いつまでも触ってられるわー」


男子もいるからやめて欲しいんだけどー。千夏、声とか大きいから嫌なのよ。



「で、紺とか来るの?」



んーどうなんだろ。一応、招待券は渡したけどなぁ。来るのかな。



「紗和は来るらしいよ」



じゃ、来るでしょ。だって、あの2人仲いいもんね。
あ、てことは堂元さんも来るのかなぁ。招待券余分に渡さなくていいのかな。




「遊佐ー先生呼んでるー」

「はーい、今行くー」



桜木に呼ばれ、一緒に向かう。
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