蒼色ルーム





「お帰り、葵ちゃんに紺」



リビングに行って、出迎えてくれたのは瑠威さん。桃里さんはテレビを見てる。



「「ただいま」」

「葵ちゃんの赤ずきん可愛かったよ」



瑠威さんに褒められ恥ずかしくなる。
…可愛いかぁ。



「紺もそう思うだろ」

「あえて言うなら衣装が可愛かった」



………。
別に無理して言わなくていいよ。紺が言うと無理矢理感が出てるんだよね。



「…ったっっ」



ムカついた私は紺の太ももを思い切り蹴った。あーー腹立つ。



「桃里はー?可愛かったよねー葵ちゃんー」
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