蒼色ルーム
…いや…私、風邪とかじゃないんで。



「早く、受け取ってお腹に当てろ。あっちーから」



熱い?と思いながら私は紺から氷枕を受け取る。



「ほら、早く」

「うん……」



私は紺に言われた通りお腹に当てる。
…ほんとにあったかい。
だからかわかんないけど…さっきよりは全然マシ。



「お前さ…アレだろ今」



…え?待って。まさか…バレてんの?



「あの、女がなるやつ」

「っっ────」
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