蒼色ルーム




「姉貴が葵と同じことになってたから」

「あ…お姉さんか」



そうだよ、と言うと紺は手の甲で口元を隠す。私ってばすごい勘違い。



「今日はありがと」



なんか…お礼言ったり言われたりだなぁ…最近。



「別に…葵が大丈夫なら」



紺は何故か顔が赤くなる。変な子だなぁ…って私が言えないんだけど。

まぁ、とにかく今日は助かった。
< 134 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop