蒼色ルーム




「しかも、紗和くんと、葵ちゃんがーつて言ってんのよ。最近、その話しかしとらん」



…紺が、紗和くんと、私の話を…。嬉しいような嬉しくないような…。



「会話中、私に見せん顔しとるからね」



例えば…どんな顔になるんだろうって気になっちゃったよ。



「あの、堂元さん…何がいいたいの?」



私は堂元さんに言いながら、横目で千夏を見る。千夏は紗和くんに連絡を入れてくれてるはずだ。



「私の紺ちゃん取らんとってーよ」
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