蒼色ルーム
夏ってほんとに暑い。地面見たらジリジリなってる。
「あ、葵ちゃーん」
私の名前を呼びながらコンビニに近寄るのは紗和くん。
あの子、暑いのに元気だな。
「久しぶり、紗和くん。えっと…紺は一緒じゃないの?」
いつもは隣にいるのに珍しくいない。
「あーなんか、瑠威さんと話するんだって」
瑠威さん?また…どうして…。
「はーい葵。てか…紗和?」
「何それ!アイスっっいいなぁ…」
「あげないし。紗和、自分で買いなよ」
「えーめんどくさっ」