蒼色ルーム

蒼色27.5(紺side)

学校が終わってからすぐ、俺は瑠威さんの大学へ向かった。
なんか、大学って自由だな…。高校生の俺がいても違和感ないし。



「ん、何で紺がいるの?」

「あ、えっと、話がしたくて」



歩いていたら偶然瑠威さんが会った。



「おっけ。ちょっと待ってて」




俺は言われたとおりに待っとく。
数分後、瑠威さんは、荷物を持って俺のとこまで来てくれた。




「で、話って何?」




自分から言ったけど、いざ聞かれたらなんて相談したらいいか分かんねーな。




「あの、俺…」

「んー?」

「もしかしたら葵のことが好きなのかもしれないっす」

「……へ?」
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