蒼色ルーム


「葵……その……」

「返事…とか……は…いらない…から」




今、ふられても嫌だし。



「だから、車…行こ?」



そう残して私は車へ向かう。
数分後、遅れて桃里さんが乗ってきた。
いつもは合わすミラー越しなのに……帰りは全く合わなかった。

わかってたけど…辛い。

でも、伝えてよかったとも思ってる。

……桃里さんごめんなさい。
< 164 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop