蒼色ルーム
蒼色30
昨日すごい泣いたから目、腫れてるし。あーあ。下に降りるの嫌だな。でも、変わるって決めたし。
私は制服に着替えて下に降りる。




「…………」





リビングに行くと一瞬だけ変な空気が流れた。
……だから、嫌だったのに。





「おはよー。朝ご飯なーに?」




思い切りハイテンションな私。





「目玉焼きとトースト」

「あ、おいしそ………う」




桃里さんと目が合ってしまい、バッと逸らす。





「……そうか?」





今のは不自然だったかもしれない。
桃里さん嫌な思いしたかも………。





「………食べねーの?」




横からすごい目力で紺に睨まれる。




「食べるよ」





私は椅子に座り、ご飯を食べる。だけど、おいしく感じられなくて……苦しくなる。桃里さんは悪くないのに。


……もう前みたいに戻れないのかな。
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