蒼色ルーム





「はいっっ。じゃあ数学教えて」

「は?俺が教えんの?」

「当たり前じゃん。頭いいでしょ」




紺の学校、私の学校と比べ物にならないぐらい頭いいもんね。




「仕方ねぇーな。どこが分かんねーの?」





文句は言うけど、ちゃんと見てくれる紺。そーゆーとこ、優しいよね。
紺を見ながら、苦手な関数を指す。





「ここ?俺も苦手なんだけど」

「えー私のが苦手」

「…はいはい。教えます」





ほぼ呆れてる紺。
だけど、持ってきた参考書を開き、教えてくれる。
< 200 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop