蒼色ルーム
「桃里さん、飲み物買いに行かない?」
昼時、私は桃里さんを誘う。
「お前ら、なんかいるか?」
「かき氷でー」
「あ、瑠威さんと同じの」
私もかき氷にしようかな。あっついし……いいかなぁ。
私は歩きながら考える。
「葵もかき氷だろ」
「……え?」
「顔で、なんか伝わった」
笑いを押し殺している桃里さん。
いや………顔で伝わるとか、どれだけわかりやすいの私。
「かき氷4つで。味は……」
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