蒼色ルーム
もームカつく。
てか、あんなに馬鹿みたい騒いだの、堂元さん以来だわ。





「……もー無理」

「え?桃里さん?」

「………ぶふっっ」





私の後ろで笑い出す桃里さん。





「葵、面白すぎる。ババァって……あの人達、まだ……20歳ぐらいだろ」





でも、ケバイから老けて見えたもん。





「ありがとう。助かったよ」





いつもみたいに笑いかける桃里さん。前までの私なら……ドキってなるはずなんだけど、今は全く。

ほんとに不思議。





「どういたしまして」






……それぐらい、もう吹っ切れたってことなのかな。
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