蒼色ルーム
「…ふぁー」
階段から降りてきたボンボンはリビングのソファーで寝ようとする。
…ムカ…。
「ちょっと、あんた。手伝えよ」
耳元で大きな声で叫ぶと向こうは腹立つ顔をする。
自分が悪いことわかってないな。寝るなっつてんの、起きろやこら。
クソ野郎。
「んだようっせーなぁ。こっちは眠いんだよ」
眠いのは私も同じだっつーの。しかも、あんたのせいで、桃里さん怒らせちゃったし。最悪だよ。
ふざけんなよ。だんだんイライラが溜まってくる。
「まぁ、せいぜい頑張れや。そーだ…飯でも食うか」
せいぜい頑張れや?何様だよアイツ。
あっ、そっかぁーボンボンだったよねー確か。
やっぱ、ボンボンは育ちが違うんだな…カスが。
私はボンボンが立ち上がった瞬間…横腹めがけて回し蹴りをした。