蒼色ルーム
蒼色35
夏休み明けのある日。珍しく、4人が揃った。





「なぁ、瑠威。お前。いつまでこのにいるわけ?」





ふと、尋ねる桃里さん。






「んー、家族出来るまで?」

「…出来なかったら?」

「そりゃ、ずっといるけど」





瑠威さんの答えを聞いて、大きなため息をつく、桃里さん。






「そろそろでねぇーの?」

「え?出ないよ。ここが楽チンだし」





……まぁ、確かに。
桃里さんが美味しい料理作ってくれるし。家事も基本的にしてくれる。





「え?まさかの入居希望者?」

「居ねぇーわそんなやつ」

「えー、じゃ、何故に?」

「なんとなくだよ」


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