蒼色ルーム





ああ………。
広いけど、1つ1つの部屋が少ないもんね、この家。あと、暑い。





「なるほどねー」





プルルルルルルル。





話の途中で、私の携帯が鳴る。だから、廊下に出て話す。





「もしもし?」

『久しぶりー葵』





電話の相手はママ。
久々過ぎて、声すら忘れてた。





「いきなりじゃん。どーしたの?」

『あのね、葵に朗報っ』





…私にとっていい話?





『ママとパパ、日本に戻ってきまーす』

「え!?」
< 224 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop