蒼色ルーム
道路の反対側で歩いてる紺がいた。
「紺ーー」
千夏が、大きな声で呼ぶ。
すると、紺は気づいて車道を渡ってくる。
「どうした?つか、千夏ちゃん声でけぇよ」
…2人はいつの間にか仲良くなってる。
「声の大きさは元々だよー」
「そーなん?んで、どーかした?」
千夏の相手をしながら紺は私を見る。
……ドキン。
って心臓が鳴る。
家を出ることがバレたくないから?
「たまたま会ったから呼んだんだよー」
「あ、特に用はない感じ?」