蒼色ルーム
振られて、落ち込んでいる時、助けてくれたこと。
花火大会で、優しくしてくれたこと。
海で助けてくれたこと。
紺とあったこと全て。

……そんな事があって…いつの間にか紺を思う気持ちが大きくなってた。





「だからかな……家を出るのを伝えたくなかった」





言ったら悲しくなるでしょ。
もっと、出たくなくなるじゃん。






「私、堂元さんにシットしてたんだよ」

「……茜に?」






うん。
今思えば、堂元さんが紺と付き合ってるって分かった時から紺の事が好きだったのかも。






「可愛いし、イイコだったし」




紺に好かれてたから。
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