蒼色ルーム



千夏のテンションの高さについていけてない紺は首を上下にふるだけ。

なんか…申し訳ない。




「た…みや?田宮なのか?」



私の隣に座っていた桜木が立ち上がり、紺を睨む。

え?ど…ういう…こと?

紺は紺で驚いてる。てか、この2人どういう関係なの?



「そうだけど、なんで、桜木がここにいんの?」




やっぱり知り合いなの?

2人のお陰で空気は張りつめている。

千夏は関係ないようにお菓子を食べ続けている。




「遊佐と委員が同じで話してたから。てか、お前こそなんでいんの?」



滅多に見ない桜木の怒ったような顔。

珍しいな…。



「俺、ここに住んでるからだけど?」

「あ、そーか。そーかよ。」
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