蒼色ルーム
みんな馬鹿。本当に…。
紺は居なくなっちゃうし、2人は居ない紺の悪口言うし…。
だから馬鹿。
「大好きだから帰ってきてよ…大好きだから悪口言わないで」
私は泣く寸前まできてる。
もう…本当に内輪揉めみたいなのやだ。冗談ってわかっててもやだな。
「悪かった。まさか、葵かこんなに思ってるなんて」
桃里さんは私の頭を撫でる。
ちょ…っと…やめて。めっちゃ恥ずかしい。あなたのこと好きなんだから。
「そーだね。あ、でもさ、紺と出会う前は嫌いだったよね」