蒼色ルーム
紺に一方的に行ってきたあと、私は近くの公園に向かった。
「馬鹿…馬鹿だよ」
未だに泣くのが止まらなくて、涙はボロボロと流れる。
あー久しぶりにあんなに大声出して言ったかも知れない。
ポツン────。
ブランコに座ってたら雨が降ってきた。
「あ…傘」
カバンの中にある折りたたみ傘を探すけど、荷物があり過ぎてわかんない。
探すのは諦めてただただ雨に濡れる。
セーラー服がだんだん重くなっていく。
「帰らなきゃ」
頭ではわかってた。だけど……体が動かない。