蒼色ルーム


家に帰ると鬼の形相をした桃里さんと瑠威さんがいた。



「おい、馬鹿2人。今まで何してた」

「本当にー何してたのかな?今、何時かわかる?」



仁王立ちしている桃里さんはいつものとても怖い顔。
そして、瑠威さんはあの時の紺に見せた笑顔。

…やばい。2人とも…怖い。
オーラでわかる。

何も言ってないのに私と紺は手を繋ぐ。



「公園で泣いてました」

「今は夜の11時です」



私達が答えると2人の口角が15°上がった。
あ…これは怖いの来る。



「俺と瑠威はお前ら2人の親から2人を預かってんだぞっ」
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