蒼色ルーム
家に帰るとそこには桃里さんが寝てた。
すっごい爆睡してる。
「ん………あお…い………」
「…え?」
夢の中に私がいるの?だから、名前を呼んでるの?
それじゃなくても、なんか顔が緩む。
「桃里さん…」
私は手を伸ばし、桃里さんの手の上に重ねる。
……思った。
日に日に気持ちが大きくなっていく。
「ん…葵?」
「……っあ」
いつの間にか桃里さんは目覚めてて、私はビックリする。
その衝動で手を思いきり叩いてしまう。
「っった。何すんだよ」
「ごめんなさい!悪気はなくて…」