秘密がばれても困らない

「…………寺さん…………園寺さん…………西園寺さん!!」
「ん、はい、なんでしょうか？奥村先生」
目の前にいるのは、奥村先生。
奥村先生は、数学を担当している先生。
数学って確か、3時間目だったよね。
あたしって、そんなに寝てたんだ～。
ある意味すご〜い。
って感心したてる場合じゃない
「私の授業で寝るなんて、西園寺さんたらよっぽど余裕なんですね。」
「えっ、そんなことありません。余裕なんてないですよ？」
「罰として、今から私が黒板に書く問題を解きなさい。」
「はい。わかりました」
先生はそう言うとすぐに黒板に向かい問題を書いた。
「西園寺さん、この問題を解きなさい。」
「はい」