秘密がばれても困らない
「うん。そうだね」
「入ろっか?」
「はぁーい」
ガラガラッ、
パタンッ。
萌々が教室に入ると、みんなの目が集まる。
「あっ、萌々ちゃん!おはよー」
「やっと来たぁ〜。みんなで待ってたんだよぉ〜」
やっぱり萌々は、人気者だ。
教室に入ってすぐに囲まれちゃった。
「おはよーみんな」
萌々、眠たいのに大変だなぁー。
可哀想・・・。
「萌々ちゃん、今日はちょっと元気ないね?どーしたの?」
今更気づいたの?
てゆーか、眠たそうにしてるのに、気づかないなんて、バカだなぁー。
「眠たいんだー。だから、寝てもいいかな?」
「そうなんだぁ〜。じゃあ、おやすみぃ〜」
「萌々ちゃん、ゆっくり休んでね。」
「萌々ちゃんなら、寝ても怒られないと思うよぉ〜」
「うん。おやすみなさい。・・・・・・・永遠に」
萌々ったら、最後に永遠にって誰にも聞こえないような声で言ってるし。
てゆーか、永遠にってダメでしょ。
まぁ、みんなには、聞こえてないみたいだけど。
萌々ってやっぱり、ちょっと変わってるなぁー。
って、そんなことより、萌々の周りに結界張っとかないと。
萌々に対して悪意を持ってる人が近づけないように。
「この声は我が声にあらじ、この声は、神の声・・・・・」
周りに聞こえてないようでよかった。
まぁ、聞こえていたら、すごいけどね。
すごいってゆうか、吃驚するって何時かな?
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