私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~
親友の情なのか、恋愛感情なのか、それは私には分からない。
でも、今そんなの、分からなくてもいい。
静架の、一番側にいたい。一番に、静架の喜びや楽しみを分け合いたい。
それだけで十分。
「奈緒、行くよ!」
「はいっ」
元気良く駆け出した。
この先、私たちの関係がどうなっても、
私は静架を好きである自信がある。
決意を胸に秘め、私は、静架も同じ気持ちであると良いのに…と願った。