私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~
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「瑠衣!五分遅刻よ」
あの娘と別れてから急いで生徒会室に駆け込んだのに、これだ。
私は肩だけではぁ とため息を吐いた。
「すいません、ちょっと野暮用が…」
「私たちより大事な野暮用って何なのよっ?」
「うわっ?!」
突然後ろから抱きすくめられて、思わず乙女らしからぬ声を上げてしまった。
「紗椰子(さやこ)先輩…放して下さい…」
「え-っ やだ!だって瑠衣の体、気持ち良いんだもん」
うわ…この人本当に白女の生徒ですか。
呆れてものも言えずにいると、会長が私を解放してくれた。
「いい加減にしな、紗椰子。瑠衣は私のだよ」
「もう…私はものじゃ無いですってば!!」
今度は会長──双葉(ふたば)先輩の腕の中で暴れる。
でもやっぱり一年生と三年生じゃ身長差ってあるものだし、この二人は特に背の高い部類に入る。
私だってクラスじゃ後ろから三番目なのに…。
この人たちの前では、からかわれまくりだ。
「瑠衣!五分遅刻よ」
あの娘と別れてから急いで生徒会室に駆け込んだのに、これだ。
私は肩だけではぁ とため息を吐いた。
「すいません、ちょっと野暮用が…」
「私たちより大事な野暮用って何なのよっ?」
「うわっ?!」
突然後ろから抱きすくめられて、思わず乙女らしからぬ声を上げてしまった。
「紗椰子(さやこ)先輩…放して下さい…」
「え-っ やだ!だって瑠衣の体、気持ち良いんだもん」
うわ…この人本当に白女の生徒ですか。
呆れてものも言えずにいると、会長が私を解放してくれた。
「いい加減にしな、紗椰子。瑠衣は私のだよ」
「もう…私はものじゃ無いですってば!!」
今度は会長──双葉(ふたば)先輩の腕の中で暴れる。
でもやっぱり一年生と三年生じゃ身長差ってあるものだし、この二人は特に背の高い部類に入る。
私だってクラスじゃ後ろから三番目なのに…。
この人たちの前では、からかわれまくりだ。