私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~



だけど、とにかく…それ以降エリカの体調が悪化することも無く、月日は過ぎ……。





1月……


2月……


3月……





とうとうエリカは三学期ずっと学校に通い続けた。


その間に私とエリカは自他共に認める、仲の良い関係にあった。


ううん、仲の良い…なんてそんな言葉じゃ追い付かないくらい。



──私とエリカが過ごす時間は、日増しに増えていたた。


エリカは日中は保健室に籠りきりだけど、私は休み時間の度に遊びに行ったし、時々授業もサボッて二人で勉強したりした。

先生たちに見付からないように寮を抜け出し、エリカの家に泊まったことも何度かあった。

これに関しては、エリカは良い顔をしなかったけど。(同室の茉莉依が喘息を患っていると知っているから。)



とにかく、私はエリカにべったりで、エリカも私にべったりだったわけだ。



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