私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~



そんな自棄な態度は成績にも影響し、今まで一度としてトップ3から落ちたことがなかったのに、一気に33位まで下がってしまった。


私からしたらどうってことないけれど、やはり今まで才色兼備の生徒会長ということで多少甘く見てもらえていたせいか、教師たちの追及は酷かった。



「あのね、笹木さん。貴女なら分かっていると思うけど、ちょっと早乙女さんに依存しすぎじゃないのかしら。別に悪いことでは無いけれど、やっぱり端から見ても行き過ぎだと思うわ…」


いつだったか、特に成績の悪かった授業の担当らに続けざまで説教を受けた時に言われた言葉。


その時は、私たちの何が分かる、と言わんばかりに相手を睨み付けたが、冷静になってその言葉の意味を反芻してみると、やけにピンとくるものがあった。




依存。





お互いがお互いに寄りかかっている。





「そういう関係は、いつかきっと崩れてしまうものよ」




あの先生の真剣な眼差しが、頭から離れない。




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