私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~
3
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
キーンコーン カーンコーン
「ふぅ-っ 終わったぁ」
美優ちゃんがくぅ-っ と伸びをする。
私もつられて欠伸を漏らした。
毎回世界史の授業は疲れる……というか眠い。
「千雪っ 早く食堂行こ!」
「あっ うん、待って-」
白女は全寮制なのでみんな学食をとる。
あぁ…久々にお母さんのご飯が食べたくなってきたかも。
「あっ あそこに居るの奈緒様と静架様じゃない!?」
「本当だ!近くに行きましょうよ!!」
後ろでクラスメイトがそんなことを言うので、私は反射的にばっと振り向く。
最近、この手の会話には敏感になってきている。
美優ちゃんや他のクラスメイトの手前、飛び出して奈緒様のもとへ向かう訳にもいかないので、遠巻きにそのお姿を拝見した。
「まぁ- 相変わらずカリスマ性が漂っていますこと」
美優ちゃんのそんな言葉も届かないくらい、夢中になって見つめた。
キーンコーン カーンコーン
「ふぅ-っ 終わったぁ」
美優ちゃんがくぅ-っ と伸びをする。
私もつられて欠伸を漏らした。
毎回世界史の授業は疲れる……というか眠い。
「千雪っ 早く食堂行こ!」
「あっ うん、待って-」
白女は全寮制なのでみんな学食をとる。
あぁ…久々にお母さんのご飯が食べたくなってきたかも。
「あっ あそこに居るの奈緒様と静架様じゃない!?」
「本当だ!近くに行きましょうよ!!」
後ろでクラスメイトがそんなことを言うので、私は反射的にばっと振り向く。
最近、この手の会話には敏感になってきている。
美優ちゃんや他のクラスメイトの手前、飛び出して奈緒様のもとへ向かう訳にもいかないので、遠巻きにそのお姿を拝見した。
「まぁ- 相変わらずカリスマ性が漂っていますこと」
美優ちゃんのそんな言葉も届かないくらい、夢中になって見つめた。