私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~
どうしようも出来ない沈黙が続き、私は辛抱強く待った。
「エリカ、お願い。私、あなたをずっと苦しめてた。あなたがどんなに衰弱していたか、よく知ってたはずなのに──…」
「そんなこと言わないで!!」
私の懺悔をエリカが鋭い口調で遮った。
「私、苦しいなんて思ったことなかった!私がしたくても出来なかったこと、全部瑠依が叶えてくれたのよ。瑠依だけが、私の本当の気持ちをわかってくれたのよ。──それなのに…」
あなたが、そんなこと言わないで──…。
エリカの悲痛な叫びは、私の胸に深く突き刺さり、鈍い痛みをもって疼き始めた。
違う。私だって助けられた。
どんな言葉でも言い表せれないほど、私はエリカを愛してる。
だけど…、だけど…っ
「エリカ、駄目だよ…このままじゃ…」
エリカが、死んじゃう。