恋日和 〜キミに届かない恋でも〜
* * *
「じゃあ入学式始まるまでの時間、自己紹介の時間にするからな。 出席番号順で」
男の担任の先生がそう言うと、教室が少しざわざわして、『えー』という声も聞こえた。
でも自己紹介あると〝だれがだれだ〟とか、ひとりひとりに聞かなくてもわかるから、あたし的にはいい。
「時間ないから1番からとっととやっていって」
「えっと、青木ナオです。 ……よろしくお願いします」
「井川ユウキです。 サッカー部に入りたいなって思ってます。よろしく」
出席番号が一番の女の子から順に、クラスメイトとなる男の子と女の子が自己紹介をしていく。
自己紹介をするときに立ち上がるから、ちゃんと名前と顔をしっかりと覚える。
もう少しであたしの番だ。
さっきまでなんてことなかったのに、なんだかきゅうに緊張してきちゃった……。
「じゃあ入学式始まるまでの時間、自己紹介の時間にするからな。 出席番号順で」
男の担任の先生がそう言うと、教室が少しざわざわして、『えー』という声も聞こえた。
でも自己紹介あると〝だれがだれだ〟とか、ひとりひとりに聞かなくてもわかるから、あたし的にはいい。
「時間ないから1番からとっととやっていって」
「えっと、青木ナオです。 ……よろしくお願いします」
「井川ユウキです。 サッカー部に入りたいなって思ってます。よろしく」
出席番号が一番の女の子から順に、クラスメイトとなる男の子と女の子が自己紹介をしていく。
自己紹介をするときに立ち上がるから、ちゃんと名前と顔をしっかりと覚える。
もう少しであたしの番だ。
さっきまでなんてことなかったのに、なんだかきゅうに緊張してきちゃった……。