恋日和 〜キミに届かない恋でも〜
* * *





お昼を食べ終えたあとも専門店街をぶらぶらと回って。
みんなで、5時発の電車に乗り込んだ。


今日はあんまり、三吉くんと話していないなあ……。
それに話したと言っても、ただのひとことふたことだけだった。



お昼以外は、男女別だったし……。



電車のなかでも、芽依と実鈴と湖都ちゃんと4人で、小さな声で会話をする。



でも、なんだかんだ言って楽しかった。
芽依も湖都ちゃんと仲良くなったみたいだったし。



「今日は私を混ぜてくれてありがとう」

「いいよ。 湖都、あの男たちのなかでひとりっていうのもつまんなかっただろうし」

「誘われたのはよかったんだけど、たしかに私ひとりじゃつまらなかったかも!」



芽依はドライだけどフレンドリーで。
仲良くなるのはすごくはやい。


< 234 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop