恋日和 〜キミに届かない恋でも〜
そんな実鈴の反応からすると、莉子はあたし以外に三吉くんのことは言ってないんみたいだ。
「じゃあ、仕方ない。 3人でどっかで勉強しよ」
そんな芽依の言葉にうなずいて、3人で廊下を歩いて行く。
「で、どこで勉強するの?」
そう聞くと、芽依も実鈴も決めてないようで、『どうする?』と逆に聞き返された。
勉強するところって限られる。
カフェとかだと、あまり長居はできないし……。
「駅まえのファミレスでいいんじゃないかな? あたし、パフェ食べたい〜」
「実鈴、食べるんじゃなくて勉強目的だからね?」
「でもっ! なにか食べなきゃいられないでしょ?」
「そうだけど……」
芽依が納得すると、実鈴は『やった!』と嬉しそうに声を弾ませた。