奇跡の歌姫【下】
歌手生活、スタート




ある日の夕食に、お父さんに言われた。



「愛歌、蛍が明日なら時間が取れそうだって言ってるんだけど、明日、学校終わってすぐ時間を取れるか?」


「けいちゃん、忙しいのに…。私はもちろん大丈夫。
どこに行けばいいの?」


「蛍が学校まで迎えに行ってくれるらしいから、そこは気にしなくていい。16:00に正門で、だそうだ。
ケータイのアドレスと電話番号、登録しろってさ。」



そのメモを持って、部屋に駆け戻った。


登録しました、という内容のメールを送信し、その日はすぐに寝た。



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