奇跡の歌姫【下】





「私ね、片桐さんと一緒にいる咲ちゃんを見て、何か…嫉妬してたみたい。
それで、昨日は咲ちゃんのこと避けちゃった。
…ごめんなさい。」




精一杯、想いが伝わるように、頭を下げた。




「私も、楽しそうな愛歌見て、愛歌は私が一番仲良いのに!、って…私もごめんね」



そう言って、私を抱きしめてくれた。


初めての喧嘩、無事に解決できたみたいだ。



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