腹黒い私の策略
現在、大学の最寄り駅のすぐ近くのコンビニで、雑誌を立ち読み中。
『私』というイメージに立ち読みは似合わないのだろうけど、今は仕方がない。
だけど今日はどうしても必用なのだ。
誰かに見つからないか少しハラハラしていたが、目的の人物が駅から出てきたので、私もコンビニから出て、彼を追う。
「おはよっ」
びっくりさせようと、の後ろからワッと声を出す。
「あはは。びっくりした。おはよう」
全く驚いていないマサヒロが、今日は2限からだということは、昨日の帰り道で聞いたことだ。