腹黒い私の策略
参謀会議2
「生ビールと砂肝2人前」
ミナミの声が店内に高らかに響いた。
マサヒロと付き合い始めて一週間、お互い忙しかったため、ようやくミナミと飲みに来ることができた。
「で?どんな手を使ったわけ?」
この話題になることは想定内だったから別に驚かない。
「酔った勢いで『付き合って』って言っただけよ。本当に。
まさかこんなあっさりいくとは思わなかったけど。
まあ私の魅力勝ちかな〜」
「何を馬鹿なことを言ってるの」