不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「どうして、って……」
笹岡さんがついに言葉に詰まった。
そんなに困るなら、清瀬さんと付き合っていて悲しませたくないからだと、この際はっきり言えばいいのに。
だからそのお弁当は、申し訳ないけど受け取れない、と。
「実は………これから緒川さんと仕事の件で話があって、一緒にランチをするんだよ」
はぁぁ?! と、私は心の中で思い切り驚きの声をあげ、隣にいる笹岡さんのほうへ素早く顔を向けた。そんな話は初耳だ。
「俺たち同じチームで仕事しているから、その相談っていうか……ね? 緒川さん。そろそろランチに行こうか」
笹岡さんがついに言葉に詰まった。
そんなに困るなら、清瀬さんと付き合っていて悲しませたくないからだと、この際はっきり言えばいいのに。
だからそのお弁当は、申し訳ないけど受け取れない、と。
「実は………これから緒川さんと仕事の件で話があって、一緒にランチをするんだよ」
はぁぁ?! と、私は心の中で思い切り驚きの声をあげ、隣にいる笹岡さんのほうへ素早く顔を向けた。そんな話は初耳だ。
「俺たち同じチームで仕事しているから、その相談っていうか……ね? 緒川さん。そろそろランチに行こうか」