不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「服は? 朝目覚めたとき、服を着ていましたか?」
「俺は……下着は履いてた。彼女はそのときシャワーを浴びに行ってたからわからない」
「アウトです!!」
「緒川さ~ん」
「もうそれって白か黒かの問題じゃないですよ。そういう状況で朝まで過ごしたことがアウトなんじゃないですか?」
ホテルの一室で朝まで過ごす中で、男女の仲になったのか、なっていないのか……
そんなことは当事者ふたりにしかわからないことだ。
なにもなかったとしても、何かあってもおかしくない状況でふたりで朝までいて、状況証拠的には黒なのだとしたら、それはもう判定はアウトだと思う。
笹岡さんが私に今言ったことをそのまま清瀬さんに聞かせたとしたら、彼女だって「それじゃあ仕方ないわね」と納得するわけがない。
「俺は……下着は履いてた。彼女はそのときシャワーを浴びに行ってたからわからない」
「アウトです!!」
「緒川さ~ん」
「もうそれって白か黒かの問題じゃないですよ。そういう状況で朝まで過ごしたことがアウトなんじゃないですか?」
ホテルの一室で朝まで過ごす中で、男女の仲になったのか、なっていないのか……
そんなことは当事者ふたりにしかわからないことだ。
なにもなかったとしても、何かあってもおかしくない状況でふたりで朝までいて、状況証拠的には黒なのだとしたら、それはもう判定はアウトだと思う。
笹岡さんが私に今言ったことをそのまま清瀬さんに聞かせたとしたら、彼女だって「それじゃあ仕方ないわね」と納得するわけがない。