不機嫌な彼のカミナリ注意報2
どうやら皆口さんはお弁当を持って再びうちの部に現れるつもりのようだ。
初めて彼女を見たのは一週間以上前だけれど、日にちをあけて、めげずにまた手作り弁当で笹岡さんにアタックしようとするその意気込みを感心してしまう。
というか、笹岡さんは清瀬さんという恋人がいることをまだ皆口さんに伝えていないのだろうか。
「私と一緒にお弁当を食べてくれるように、緒川さんからも説得してくれませんか?」
「えぇ?!」
「お願いします! 協力してください!」
「え、いや、あの……」
私は咄嗟にうろたえて、皆口さんの真摯な視線から目を逸らしつつ困り顔になった。
今現在、皆口さんと笹岡さんがどういう関係か詳しく知らないけれど、さすがに協力をするわけにはいかない。
清瀬さんと笹岡さんの仲を裂くことになってしまうのだから。
初めて彼女を見たのは一週間以上前だけれど、日にちをあけて、めげずにまた手作り弁当で笹岡さんにアタックしようとするその意気込みを感心してしまう。
というか、笹岡さんは清瀬さんという恋人がいることをまだ皆口さんに伝えていないのだろうか。
「私と一緒にお弁当を食べてくれるように、緒川さんからも説得してくれませんか?」
「えぇ?!」
「お願いします! 協力してください!」
「え、いや、あの……」
私は咄嗟にうろたえて、皆口さんの真摯な視線から目を逸らしつつ困り顔になった。
今現在、皆口さんと笹岡さんがどういう関係か詳しく知らないけれど、さすがに協力をするわけにはいかない。
清瀬さんと笹岡さんの仲を裂くことになってしまうのだから。