龍泉山の雪山猫
「いやー!!」
叫ぶわたしを尻目に、わたしを抱きかかえたアオは空を飛んでいた。
「龍だって信じます!信じるから下ろしてーー!!」
わたしの叫び声は無駄に山の中に響いた。
洞窟で荷物を片しながらアオと話してる時、ぽろっと「龍だなんて信じない」って言っちゃったから、アオは村に返してほしいってお願いしたわたしを抱きかかえて洞窟の天井の穴から外に飛び出した。
「下ろしてよー。」
弱々しく言っても、叫んでも、アオは聞かなかった。
涙目になるわたしを見て、彼は喜んでいるようにも見えた。
あーあ、せっかく荷物を片してたのに、アオが急に飛び出すから全部洞窟の中に置いてきちゃった。
まあ、薬も全部アオにあげちゃったし、布もボロボロだったから持って帰ってもしょうがないんだけど...。
叫ぶわたしを尻目に、わたしを抱きかかえたアオは空を飛んでいた。
「龍だって信じます!信じるから下ろしてーー!!」
わたしの叫び声は無駄に山の中に響いた。
洞窟で荷物を片しながらアオと話してる時、ぽろっと「龍だなんて信じない」って言っちゃったから、アオは村に返してほしいってお願いしたわたしを抱きかかえて洞窟の天井の穴から外に飛び出した。
「下ろしてよー。」
弱々しく言っても、叫んでも、アオは聞かなかった。
涙目になるわたしを見て、彼は喜んでいるようにも見えた。
あーあ、せっかく荷物を片してたのに、アオが急に飛び出すから全部洞窟の中に置いてきちゃった。
まあ、薬も全部アオにあげちゃったし、布もボロボロだったから持って帰ってもしょうがないんだけど...。