あの日の空の色
『別に。ただ理解はしてあげられないね。反対したって、やめられる訳じゃないならしょうがないし。』
『そっか。ありがとう。』
…は?
なんのありがとうだ?
――今からアタシに会わせようとしてる男は、和美が“不倫”という関係に自ら終止符を打ち、出会いを求めて飲み会やら合コンやらに顔を出し始めてから出会った(仲良くなったらしい)、3人目の男だった。
1人目は、知り合って早々『金貸してほしい。』だなんて頼んできたプー太郎。
2人目は、彼女がいるのに二股かけようとしてた年下男。
長い間、陽の目を見れない恋愛をしてきた和美にとっては、ちょっとでも優しくしてくれる男は、みんな魅力的に映ったんだろう。
その男達にしてみたら、和美は“いいカモ”“チョロイ女”でしかなかったんだろうけど…。
『そっか。ありがとう。』
…は?
なんのありがとうだ?
――今からアタシに会わせようとしてる男は、和美が“不倫”という関係に自ら終止符を打ち、出会いを求めて飲み会やら合コンやらに顔を出し始めてから出会った(仲良くなったらしい)、3人目の男だった。
1人目は、知り合って早々『金貸してほしい。』だなんて頼んできたプー太郎。
2人目は、彼女がいるのに二股かけようとしてた年下男。
長い間、陽の目を見れない恋愛をしてきた和美にとっては、ちょっとでも優しくしてくれる男は、みんな魅力的に映ったんだろう。
その男達にしてみたら、和美は“いいカモ”“チョロイ女”でしかなかったんだろうけど…。