魔導師の守護神
先程の魔物を消滅させた私達は、依頼されていた魔物討伐の任務を楽々とこなした。
今は、任務の成果の報告に向かおうと森の中を歩いている。
目的地である魔導師タウンまで、そう距離はない。
なので、わざわざ長い詠唱をして魔力を消費してまで、テレポート魔法を使う必要は無かった。
森を抜けると、大きな建物がある街が見えて来た。
この世界の中心にある魔導師タウンだ。
私達は、魔導師タウンへの通行門に自身の魔力を注ぎ込む。
すると門が開かれ、魔導師のみ足を踏み入れることが許される、魔導師タウンの門を潜ったのだった。