私には嫌いなものが多すぎる。







「真桜っ!」




教室を出て私を呼ぶ声。




「…直斗?」




「えっと…さ。15時からあいてない?」




「んー?あいてるよ?」




「マジ?じゃあさ、体育館来て。15時に」




「??…わかった。」





緊張の色を宿した目が私を見つめる。






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