私には嫌いなものが多すぎる。






ぷるるる…





その時静かな教室に着信音が響く。




「…非通知?」




恐る恐る電話に出る。






「もしもし…」




『あ。直くん?美玖だよっ!』






あぁ、今病院にいるから携帯が使えないのか。




そう納得した後、美玖の話に耳を傾ける。






『あのね!今日美玖の家でご飯食べない?パパが久しぶりに帰ってきて、直くんにあいたいって!』




「あぁ…真人さんが…わかった。帰ったら行くね」







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