私には嫌いなものが多すぎる。
大好きな君へ。

やっぱり大好きなんだよ







直斗と別れてから1か月がたとうとしていた。



もう12月に入るところで雪が降り出しそうだ。









あれから大きく変わったことはこの学校には直斗がもういないこと。




美玖さんの入院する病院に近い学校に引っ越したらしい。



だけど、きっと私のせいでもあるんじゃないかな。







「なんで転校!?
真桜聞いてないの!?」



「彼女なら知ってるでしょ??」






直斗が転校した時、いろんな人にそう問い詰められたけど、私は「わからない」とあいまいに笑うことしかできなかった。







直斗が隣にいない生活はいつまでたってもなれなくて、





もしかしたら明日にでも…いや、今から直斗が私のところに戻ってくれるんじゃないかな




なんて馬鹿みたいな期待をしながら毎日を過ごす。







< 303 / 331 >

この作品をシェア

pagetop