私には嫌いなものが多すぎる。






「えへへー」



「いや、かわいいけど。」



「眼科行きやがれ。」





こんな会話がぽっかり空いた穴を少しづつ癒してくれる。



いつか私は直斗を忘れることができるのだろうか。





「全く!お口悪いぞー!真桜!」




「うるさいなぁ…春姫だって相当口悪いよ?」





そんな話をしていたら、春姫と別れる道。





「じゃあね、真桜。


ちゃんと前向いて歩きなよ?」





「はいはい。
また明日~!」










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