空まで届け
【空良side】
今日は体調はあまりよくない。
朝から気分も悪く吐き気もすごかった。
でも、行かなきゃ。と思った。
小春に会わなきゃ。と思った。
久々に制服に袖を通し、
いつもの道を歩いて学校へと
向かった。
学校へ行く途中、小春を見つけた。
自然と急ぎ足になり
自然と話しかけていた。
「体調は?」と聞く小春の目が
いまにも泣き出しそうで、
俺は小春に嘘をついた。
しばらく続く沈黙に耐えれず、
俺は今日言いたかったことを小春に
告げた。
「なあ、小春」
「別れよう」
これ以上小春の泣く顔が見たくないんだ。
これ以上悲しませたくないんだ。
「なんで、どうして。あと1年だから?
ねえ、私を空良のそばにいさせてよ。」
ごめん。小春。わがままな俺を
許してくれ。
「病気が薬の投与で体調が回復してさ。
医者にもう安心だって、言われたんだ。
余命もなくなった。」
「それなら どうして…」
俺は君の毎日の笑顔をこれから先、
保証できないかもしれない。
俺のそばにいると、俺が
小春の笑顔を奪ってしまうかもしれない。
それだけは したくないんだ。
「疲れた。」
「え?」
「毎日毎日ポストに入ってるメモとか
何回もメールしてきたりさ、
正直 重い。だから別れて。
もう俺 望月さんのこと好きじゃないんだ」
今日は体調はあまりよくない。
朝から気分も悪く吐き気もすごかった。
でも、行かなきゃ。と思った。
小春に会わなきゃ。と思った。
久々に制服に袖を通し、
いつもの道を歩いて学校へと
向かった。
学校へ行く途中、小春を見つけた。
自然と急ぎ足になり
自然と話しかけていた。
「体調は?」と聞く小春の目が
いまにも泣き出しそうで、
俺は小春に嘘をついた。
しばらく続く沈黙に耐えれず、
俺は今日言いたかったことを小春に
告げた。
「なあ、小春」
「別れよう」
これ以上小春の泣く顔が見たくないんだ。
これ以上悲しませたくないんだ。
「なんで、どうして。あと1年だから?
ねえ、私を空良のそばにいさせてよ。」
ごめん。小春。わがままな俺を
許してくれ。
「病気が薬の投与で体調が回復してさ。
医者にもう安心だって、言われたんだ。
余命もなくなった。」
「それなら どうして…」
俺は君の毎日の笑顔をこれから先、
保証できないかもしれない。
俺のそばにいると、俺が
小春の笑顔を奪ってしまうかもしれない。
それだけは したくないんだ。
「疲れた。」
「え?」
「毎日毎日ポストに入ってるメモとか
何回もメールしてきたりさ、
正直 重い。だから別れて。
もう俺 望月さんのこと好きじゃないんだ」