空まで届け
授業も先生の長い話も全部終わり休憩時間になっていた。
「なあ、望月。」
岩瀬くんだ。なんだろう。表情が怖い。
「どうしたの?」
「俺と、その、えっと…」
どうしたんだろう。いつもならあんなに
元気一杯に話しかけてくるのに。
なにかあったのかな。
「俺と付き合ってください!!」


「えっ?!!!」
「ずっと1年の時から望月が好きで、
3年になったら告白しようと思ってた。」
「絶対毎日 望月を笑顔にさせるから!」
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