空まで届け
生きたい
私は綺麗に輝くお母さんの花に
水をあげた。お母さんが笑っているように見えた。
ふと時計を見ると、まだ7:10だった。
HRが始まるのは8:20。

まだここにいようと思ったそのとき、
何かが壁に当たる音がした。
私は屋上の裏の音のした方へとまわった。
そこにいたのは
キラキラしているがどこか曇った笑顔で
紙飛行機を投げる空良だった。
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